大人気のダーマペン４を徹底解説

しみ、しわ、肝斑、ニキビ、たるみなど、多くのお悩みに対応できる最新の美容マシーン、ダーマペン４。

皮膚に針を刺す治療のため、初めての方は治療に対する不安や抵抗を感じる方もいらっしゃると思います。

旧式のダーマペンから改良を重ね、最新型のダーマペン4においては、ペン先の16本の極細針が毎秒120回の速さで上下運動を行い肌表面に小さな穴をあけていきます。針を刺す速度は5段階であり、その深さは0.2mmから3.0mmまで調整可能なため、おひとりおひとりの症状や目的、さらにダウンタイムの長さなどに合わせて調整することができます。

施術中の痛みはなく、赤みや皮むけなどの施術後のダウンタイムも短くなり、より手軽に受けられる施術となりました。

針の刺激だけでもお肌の活性化を促し、ハリやツヤを出すことができる治療ですが、針で穴をあけた後に浸透させるオプションの薬剤によって、美白効果や目元の小じわを改善させるなど、おひとりおひとりのお悩みにあった治療をご案内することができます。

ご自身に合うメニューを知ることで、今まで感じたことのないような美肌効果が実感できると思います。

①安全で効果的なダーマペン４の特徴

 

ダーマペンとは、先端にマイクロニードルという極細の針が付いたペン型の特殊な電動ニードル機器です。表皮から真皮に微細な穴を開けることにより、傷に対する創傷治癒力を利用して肌を再生させる治療です。

ダーマペン４で開けた微細な刺し傷が治る過程で、多様な成長因子（グロスファクター）が放出されて、線維芽細胞（コラーゲンを生成する細胞）の働きが活発になり、コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸などの美肌成分を増やしてハリと弾力を高め、滑らかな肌へと導きます。

 

ダーマペン４で開けた無数の針穴から細胞の修復・再生を強力に促す各種オプションの浸透を同時に行い、お肌の内外から成長因子の効果を発揮させ、肌の再生力を飛躍的に高めます。肌内部から若返るサイクルをつくることで、毛穴の開き・ニキビ・ニキビ跡・傷跡・妊娠線など様々な症状を改善します。

 

また、目元や口の周りの小じわ・ちりめんジワの改善にも効果的です。毛包内の角質を排出させ肌のターンオーバーを正常に戻す働きがあるので、毛孔性苔癬（二の腕などによくみられるぶつぶつとしたお肌の症状）にもおすすめです。

 

②‟ハイスピード” ‟均一” ‟高密度” の施術で高い効果を発揮


ダーマペン４は専用の針（33Gという非常に細い針が１６本）が付いたペン型の特殊な電動ニードル機器です。オプションの薬剤を塗り、肌の上を滑らせながら１秒間に120回というハイスピードで上下の高速振動を繰り返し、1秒間に1920個、1分間に約5～6万個の細かな目に見えない無数の針穴を皮膚にムラなく開けていきます。

針の長さは0.2～３.0㎜まで調整できるため、ちりめんジワ、毛穴の開き、ニキビ跡、妊娠線など、一人一人のニーズに合わせて針の深さを適切に調節して治療を行います。このような針のきめ細やかな設定が可能なことは、他のニードルセラピーにはない精密さであり、優れた特徴のひとつです。

③細かい部位へのアプローチも可能

ローラー型からペン型に進化したことで、鼻や目もとなどの狭い範囲やフェイスラインなどの湾曲した部位にも穴を開けることが可能です。目の下のちりめんジワや小鼻の毛穴など、ヘッドが大きいダーマローラーでは難しい部位も隙間なく施術可能です。

 

 

 

④ダーマペン４で対応できるお悩み

・ニキビ、ニキビ跡

・肌質改善（ハリ・キメ・肌荒れ）

・小ジワ、目元のちりめんジワ

・法令線やゴルゴラインなどのたるみ

・しみ

・肝斑

・クレーターの改善

・毛穴

・傷痕・妊娠線

・毛孔性苔癬

 

 

⑤従来のダーマペンとの違い

初期型のダーマペン（ダーマローラー）は、ローラーに針がついている構造上、斜めから針が刺さるので表皮への余分なダメージがあり、点状出血や赤み・腫れが長引くというデメリットがありました。一方、ダーマペン４は、肌に対して針が一定の圧力で垂直に刺さるので、表皮への負担が少なく、痛みや赤みが大幅に軽減されました。

 

⑥家庭用ダーマペンとの違い

 

家庭用ダーマペン（セルフダーマペン）はＳＮＳなどで見かけることがあります。ほとんどの家庭用商品は痛みもなく、出血もない非常に針が小さく、短いものが多いです。

 

真皮を刺激して再生能力に働きかけ、コラーゲン生成、エラスチン生成という、通常のダーマペンに期待する効果としては、ごくわずかなものと言えます。ニキビ跡やクレーター治療に際しては医療機関での治療が効果的です。

家庭用商品は一回使い捨てであれば、リスクは低いですが、繰り返し使用する場合、感染症のリスクが高まります。SNS上では汚染された針先を繰り返し使用している動画も見られますが、感染症やニキビの悪化など、様々なリスクやトラブルが考えられ、自己責任とは言え、とても危険な行為でお勧めできません

 

⑦ダーマペン４治療後の赤みや痛みなどのダウンタイム

 

<痛み＞チクチクする程度　

＜赤み＞うっすら赤みが出る程度

＜腫れ> ほぼ無し　

<内出血> ほぼ無し

 

目に見えないほどの小さな針孔は、治療後1～2時間程度で塞がります。針を用いた治療ですが、点状に血がにじむ程度で、内出血になることはまずありません。施術直後から生じる軽い紅斑、ヒリヒリ感は数時間で自然に消失します。目周りや施術を多く重ねた部位には、2～3日間針痕が赤く残ることがありますが、メイクでカバーできる程度です。

（通常のお化粧、日焼け止め使用は翌日より可能です。）

 

⑧感染症のリスク

 

肌の厚みや血管の密度、針の深さによっては、施術中に出血を伴うことがある治療ですから、使用する機材全般は他のお客様の血液や体液で汚染されないような厳重な対策が必要です。

 

これらのリスクを回避するためにも、ダーマペン４専用の本体カバーをしている医療機関で受けられることをお勧めします。

 

⑨ダーマペン４治療後の注意点

 

 当日から入浴、洗顔、洗髪、スキンケアもできますが、治療直後のお肌はとてもデリケートになっていますから、擦らないように注意してください。ほてりが辛い場合は、保冷剤などで冷やして頂いて問題ありませんが、湿布等の使用は控えましょう。

湿疹やかぶれの原因となる場合があります。念のため、数日間は新しい化粧品の使用を控える必要があります。
また保湿を心掛け、朝は日焼け止めを忘れずにご使用下さい。当日のご自身でのメイクはお休みして頂きます。

 

 

⑩赤みを目立たなくできるダーマペン専用のファンデーションについて

治療直後は、針の深さや肌質によって個人差はありますが、うっすらと赤みが出る方が多いです。ご帰宅の際に、赤みが気になる方には、専用のファンデーションで、赤みをカバーしてお帰り頂くことが出来ます。

なお、ファンデーションにはUVカット、抗菌作用の成分が配合されており、さらに抗炎症作用もあるため、赤みを早く鎮めてくれる効果もあります。

取り扱いのない医療機関もありますので、受診前にホームページなどで確認することがおすすめです。

 

⑪にきびの悪化と間違われやすい好転反応について

 

にきびの改善の目的で治療される方にまれにみられるのが、一般的に好転反応と言われる現象です。好転反応とは治療の過程で起こる一時的な増悪反応のことで、にきびや肌荒れに似た症状を起こすことがあります。

好転反応はお肌の調子が良くなるまでに起こる現象のため、実はそのスキンケアがお肌に合っているという証拠でもあります。一時的に悪化したようにもみえるため、不安に感じるかもしれません。基本的には経過観察で様子をみて大丈夫です。

 

⑫当日の飲酒について

 

絶対に禁止ということはありませんが、ダーマペン4で浅く傷をつけている状態の為、出来るだけ飲酒は控えて頂くようにお願い致します。

アルコールにより循環が良くなることで、赤みや腫れなどのダウンタイムが長引く可能性があります。

同様に、激しい運動やサウナも循環が良くなるため、控えましょう。

 

 

⑬ダーマペン４の効果をより高めるポイント

ダーマペン４と併用すると効果的な薬剤

 

医療機関によって、取り扱うオプション美容液には差があります。

人気のオプション美容液をご案内します。

 

1⃣ダーマペン専用美容液4種類

肌荒れや乾燥肌、美白、アンチエイジング効果があります。

①HYLA　ACTIVE（ハイラアクティブ）

 

保湿と鎮静の美容液です。ヒアルロン酸たっぷりで、保水力抜群です。

 

②BRITE LITE（ブライトライト）

 

美白効果をもたらす美容液です。

コウジ酸やカンゾウ根等による働きでメラニンの形成を抑制します。

 

③ANTIOXIDANT　COCKTAIL（アンチオキシダントカクテル）

 

抗酸化作用と皮膚の活性化を促す美容液です。

ビタミンC、B3、アロエベラ、ルイボスエキス等による抗酸化作用があります。

また、ルイボスエキスやアロエベラに含まれる抗炎症効果もあります。

 

④VITAMIN　RICH　REPAIR（ビタミンリッチリペア）

肌に栄養源を与え、弾力性を高めるとともに鎮静効果もある美容液です。

 

パルミチン酸レチノール、酢酸レチノール、等のビタミンを多く含む成分が配合されており、アンチエイジング効果があります。

4種類の美容液をお肌のお悩みに合わせてブレンドし、使用します。

 

2⃣PRX―T33（ベルベットスキン）

マッサージピールでも使用しているPRX―T33という薬剤です。

雑誌でも有名な「ベルベットスキン」というメニューです。

PRX－T33はイタリアのDr.Rossana Castellanaが10年の研究を経て開発した、皮むけしにくい、たるみを改善する、新しいピーリング剤です。このPRX-T33を真皮の深層に直接浸透させることで、線維芽細胞を活性化させ、強力なコラーゲン増生を促します。施術直後からハリやつやを実感でき、コウジ酸が配合されている為、強力な美白効果もあります。

 

※施術後、赤みが出やすい傾向がありますので注意ください。

 

＜このような方におすすめです＞

ハリを出したい、コラーゲンを増やしたい、美白したい

 

 

3⃣成長因子

主成分：ヒト線維芽細胞馴化培地 ・塩基性線維芽細胞成長因子(bFGF) ・シャペロンタンパク質 ・顆粒球マクロファージコロニー 刺激因子(GM-CSF) ・肝細胞成長因子(HGF) ・インスリン様成長因子(IGF-1) ・インターロイキン(IL-6, IL-7, IL-8) ・ケラチン生成細胞成長因子(KGF) ・基質タンパク質 ・血小板由来成長因子

 

肌の色調、きめ、モイスチャーバランスまた創傷治癒を向上させ、 健康で活力のある若々しい肌つやが得られるために必要なケラチ ン生成細胞や線維芽細胞の合成を促進します。コラーゲンの生成を促進します

＜このような方におすすめです＞

保湿したい、ニキビ、ニキビ跡、クレーターを目立たなくしたい

しみ、肝斑を目立たなくしたい

 

4⃣エクソソーム

 

エクソソームとは細胞から分泌される顆粒状の物質です。エクソソームは細胞と細胞の間で、情報伝達の役割を担っています。簡単にご説明すると、エクソソームは私たちにとってのメールやLINEのようなもので、細胞間のコミュニケーションツールとして機能しています。

 

エクソソームは、アトピー性皮膚炎やアトピー性皮膚炎後の色素沈着にとても有効な薬剤です。

アトピー性皮膚炎とは、もともとアレルギーを起こしやすい体質の人や、皮膚のバリア機能が弱い人に多く見られる皮膚の炎症を伴う病気です。

 

エクソソームに関する論文では、エクソソーム治療後に、免疫物質であるＩｇＥの低下、様々な炎症性サイトカインの低下が確認されていると報告されています。

 

IgEは、 身体のなかに入ってきたアレルギーの原因物質（アレルゲン）に対して働きかけ、身体を守る機能を持つ抗体です。 IgEは普通は血液中にとても少ないのですが、アレルギー体質の場合は血液中に大量のIgEが存在するといわれています。

ダーマペン４でエクソソームを浸透させることにより、ＩｇＥなどの免疫物質の増加を抑えたり、減少させたりすることで、痒みや赤みの症状を軽減することが出来ます。

 

凍結乾燥エクソソーム、成長因子、ペプチド、コエンザイム、アミノ酸、ミネラル、ビタミンなどを含有しています。

皮膚炎を起こしていない肌にも、小じわの改善やハリつやの改善など、アンチエイジング効果が期待できます。

 

＜エクソソームの特徴＞

臨床試験によって証明された再生・抗炎症効果

安全性試験済み

防腐剤なし

 

＜エクソソームの効果＞

①コラーゲン生成が最大6倍まで増加、

②エラスチン量が最大3倍まで増加、

③細胞増殖が最大80％増加すること　　が確認されています

 

＜このような方におすすめです＞

アトピー肌による赤みや痒みを抑えたい、

アトピーによる色素沈着を目立たなくしたい

しみ、しわ、たるみを改善したい

ハリを出したい

 

5⃣コラーゲンブースター

PCL（ポリカプロラクトン）という手術で用いられる吸収性の糸と同じ原料で出来ている注入剤です。皮膚及び皮下周囲にコラーゲン生成を促進する働きがあります。

ポリカプロラクトンは手術で身体の中に埋め込まれる溶ける糸の成分です。加水分解によって吸収されます（１年以上かけて吸収されます）。ほかに水、グリセリン、セルロースが含有されますが、これらはごく短期に身体に吸収されていきます。

 

特に、既存の施術では治療が難しい目元や、唇の上のシワの改善が可能です。

 

ＰＣＬと同じ成分でエランセという注入による治療もあります。ヒアルロン酸注入のように皮膚、皮下組織に注入しますが、目元付近、まぶたへのエランセの注入はできません。その点、ダーマペン4であれば、上まぶた、下まぶたも安全に治療することが出来ます。

 

ＰＣＬは目元の小じわに高い効果を発揮できるため、目元の小じわやたるみでお悩みの方にはおすすめのメニューです。40代以降の女性が多く受けられている傾向があります。

 

真皮層が厚みを増し、弾力のあるお肌に仕上がります。

＜このような方におすすめです＞

目元の小じわ、口元のしわ（とくに鼻の下の縦じわ）、ハリ、弾力アップしたい方

 

 

6⃣アムニオジェニックス

胎盤由来のコラーゲン性の膜、羊膜・絨毛膜由来の製剤です。成長因子、増殖因子、サイトカイン、その他タンパク質が285種類含まれています。

アメリカFDAやアメリカ組織バンク協会の基準・規制に基づいて採取、処理されているものです。

生細胞を含まないのが特徴です。

 

安全性は確認されておりますが、プラセンタ同様に献血、臓器提供等に関する同意を記入する必要がありますのでご注意ください。

 

非常に希少な材料であり、入手困難ですが、1回あたりの治療効果が高く、肌表面の凹凸、にきびあとでお悩みの20代～30代の方に人気の施術です。今までにピーリングやフラクショナルなどの治療経験がある方で、改善がなかった方に高い効果を発揮しています。

 

 

＜このような方におすすめです＞

ニキビ、ニキビ跡を治したい（とくにレーザーやピーリングで効果を感じられなかった方）

毛穴、しみ、しわ、たるみを改善したい

 

 

⑭ダーマペン４はどれくらいの治療間隔が目安か

 

1回でもハリ感やざらつきの改善などの効果を実感出来ますが、少しずつ古い皮膚を新しい皮膚に置き換えていく治療のため、繰り返し治療を行うことが効果的です。治療間隔は3～4週間に1回、アンチエイジング目的には5回をワンクールとしております。5回以上受けられないと言う事はなく、その後も2クール、3クールと継続して頂くことで、よりエイジングケアの効果を実感して頂けます。

施術前の状態・年齢・肌質・目的とする状態により必要回数は異なり、効果の感じ方と持続には個人差がありますが、治療後半年以上効果が持続します。

 

 

⑮ダーマペン４の治療の流れ

①診察にて、医師よりダーマペン4の説明を受けて頂きます。ご希望のオプションをお選びください。

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②洗顔後、施術室にて麻酔クリーム塗布（約20分）

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③麻酔クリームを拭きとり、消毒後、治療開始します。

　洗顔からドレッサーへご案内まで、約1時間の施術です。

 

 

 

⑯ダーマペン4でお手元もケア出来ます

 

 

お手元はお顔と同様に年齢とともに老化が気になるパーツです。

年齢を重ねるごとに、手の甲の血管や筋が目立ってくる方は多く、気にされる方は少なくありません。

手は紫外線や家事や仕事など、さまざまな外的要因にさらされる機会が多い部位です。保湿のクリームを塗布することや、日焼け止めを使用することは大切ですが、それでもシミが出来たり、ハリが減っているのを感じることもあると思います。

 

ダーマペン４は顔だけでなく、様々な部位に使用することが出来ます。顔と首のお手入れを入念に行っている方でも、お手元はおろそかになってしまう場合も見られます。顔と首はメイクで綺麗にできても、お手元はカバーするのも困難ですよね。しっかり、お手元のアンチエイジングも行えば、すっきりエイジレスを目指すことが出来ます。

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⑰禁忌事項

 

下記に該当される方は、この治療を受けることが難しい場合がありますのでご相談ください。

・キシロカインにアレルギーのある方
・ケロイド体質の方（肥厚性瘢痕の既往はご心配ありません）

・ご希望部位に無治療の皮膚炎や感染がある方
・重症の糖尿病・膠原病の方

・金属アレルギーの方

※レチノイン酸等のピーリングを行っている方は、前後1週間はお休みしましょう。